英国が遂にEU離脱へ…進出企業は“英国=EU貿易交渉”に気を揉む日々続く「関税の問題出てくる」

引用元:東海テレビ
英国が遂にEU離脱へ…進出企業は“英国=EU貿易交渉”に気を揉む日々続く「関税の問題出てくる」

 現地時間の31日、日本時間の2月1日に迫ったイギリスのEU離脱。日本経済も少なからず影響を受けることになります。イギリスに進出している東海地方の企業は離脱をどう受け止め、どのように対処しようとしているのでしょうか。

 1月23日、エリザベス女王に裁可され、法律として成立したイギリスのEU離脱法。2016年の国民投票から実に3年半。離脱をめぐるイギリスの迷走は世界経済の不安要素として受け止められ、波紋を広げ続けてきました。

 その迷走に終止符を打ち、イギリスはいよいよ現地時間31日、EUから離脱します。その離脱をイギリスに進出している東海地方の企業はどのように受け止めて対処していくのでしょうか。

 名古屋市に本社を置く、大同メタル工業。イギリス南西部の町イルミンスターの工場で船舶のエンジン用の軸受などを製造しています。

大同メタル工業 判治誠吾会長:
「イギリスのボリス・ジョンソン首相はできれば、今年末までに(EUと貿易協定を)結んでいきたい希望だが、とてもじゃない、そんな日程ではできないというのがEU側の主張」

 判治会長が離脱後のイギリスに期待するのはEUとの貿易協定の締結。イギリスは今年12月まで設けられている移行期間中にEUとの間で自由貿易協定を結びたい考えで、EU加盟時と同じ条件で協定がまとまれば影響は最小限に抑えられます。

判治会長:
「造ったモノはほとんどイギリス以外の国へ、イタリア、スウェーデン、ドイツへ、イギリスから輸出している格好になりますから。これから関税の問題等々も出てきますので」

 イギリスで生産した製品の7割ほどをEUに輸出する大同メタル。貿易交渉の結果によってはイギリスからEUへ部品を輸出する際、これまでゼロだった関税が新たに発生する可能性があり、価格を押し上げる要因になります。

 しかし、交渉の中でこれまで通り関税をゼロ、あるいは低い関税で抑えられれば、むしろ移転に伴う負担のほうが大きくなります。現地工場の責任者は…。

大同メタルヨーロッパ 正田健二社長:
「期限内の今年末までに(貿易協定の)合意に至ることができるかどうか。それ次第でビジネスへの影響の度合いがが決まってくると考えています」

 イギリスに残る・残らないは、今後のEUとの交渉に大きく左右されるため、進出企業はその成り行きを見守っています。

 大同メタルでは、今のところイルミンスターから工場を移転させる予定はなく、操業を続けるとしています。

 トヨタなど自動車関連企業もイギリスに工場があり、同様に成り行きを見ている状態ですが、もともと地域リスクを減らす対策はとっているので、影響は限定的になるとみられています。 東海テレビ

 本記事・サイトは一人でも多くの方に最新のニュースをご覧頂けるように、元ニュース記事へのご案内をしております。
また、本記事・サイトは元ニュースの全記事内容が引用されている訳ではなく著作権法・その他を厳守しております。

フォローする