三立産業、床建材の新製品開発。鉄筋と底板デッキを一体化、鉄筋コンクリスラブの施工省力化

引用元:鉄鋼新聞

 溶接金網・じゃかご・ひし形金網メーカーの三立産業(本社・愛知県丹羽郡、社長・中村仁志氏)は、高機能商品の拡販を推進する。その一環として、鉄筋コンクリートスラブの施工改善が図れる床建材の新製品「トラストデッキ」を基礎・床版工事を手掛けるクギン(愛知県春日井市、社長・釘宮祐治氏)と共同で開発。今月より本格販売を開始した。同社が床建材製品の製造を手掛けるのは、初めて。新製品を営業戦略製品と位置づけ、新たな事業の柱として育成する。当面の販売目標は月産5万平方メートルに置くが、数年後には同10万平方メートルにまで引き上げる計画。

 同社は建設分野で幅広く使用される溶接金網(ワイヤーメッシュ)や住宅用基礎鉄筋・フェンスなどの建材製品のほか、法面崩落防止用ひし形金網や河川の護岸補強用じゃかごなどの土木製品の製造を手掛ける。最近、人手不足を背景に工期短縮が図れ、熟練した技術を必要としない土木・建材製品へのニーズが高まっている。かねて、三立産業が培った溶接ノウハウと、クギンの設計・施工ノウハウを生かした新製品開発を進めていた。
 「トラストデッキ」は、トラス形状に配筋した異形棒鋼と普通鉄線を、底板デッキ(捨て型枠)に一体溶接したもの。床材と平行(主筋)方向に配筋されており、現場では垂直方向に連結筋を配筋するのみと、現場作業の大幅な削減が期待できる。デッキ底面は平らなため、天井下地材や耐火間仕切り壁などの施工も容易。最大12メートルまで、1枚のデッキプレートで対応できる。製品仕様は3種あるが、すべて受注対応型。
 母材の異形棒鋼、普通鉄線、溶融亜鉛めっき鋼板は、すべてJIS規格認定製品を採用。建築構造支援機構より、建築構造技術検証要綱で定められた技術基準を満たしている性能評価を得ている。
 中村社長は「今後も付加価値が高い製品を積極投入することで、自社取扱製品の競争力をさらに高めたい」としている。

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